「店舗見学で独自の考えを持ちましょう！―情報収集と情報発信の方法―」後編

■Q.それでは、どのような方法で企業の人事担当者に発信するべきなのでしょうか？　

A.残念ながら、この点については、私にも分かりません。

この理由は、実際に私がした方法は、「偶然」人事担当者が評価してくれたためです。人事担当者によっては、マイナスな評価をつけるという「危険で、一か八か」の方法になります。

私の場合は、店舗見学についてを「報告書」という形で、別のプリントを提出しました。もちろん、企業側は提出を求めていませんので、自主的に提出しました。この理由は、どうしても店舗見学で考えたことをお話ししたかったためです。しかし、このプリント提出は、入社後に冷静に考えると「危険で、一か八か」の方法となってしまいました。なぜでしょうか？　この理由は、「協調性に欠ける」と判断される可能性があるためです。

業界誌のデータによると、パチンコホールが重視とする新卒の採用基準として、

1位「コミュニケーション能力（86.2％）」

2位「協調性（65.5％）」

とあります。

一方で、経団連が重視する新卒の採用基準としては、

1位「コミュニケーション能力（82.6％）」

4位「協調性（49.8％）」となっています。

以上の2点のデータから、一般企業よりもパチンコホール企業では、「より協調性を重視する」という情報になります。

このため、「別のプリントを用意して提出することは、協調性を重視するパチンコホール業界では、評価を下げるきっかけになってしまう」という危険性があります。しかし、そのような危険があったにも関わらず、現実に私は採用されています。だからこそ、今も一生懸命にゾーン本城店で勤務しています。

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　　　　　　　　　　　　　　　　 ゾーン本城店 　河口彰宏　（平成27年入社 　新卒19期）